「ヤマトに関するある種の話題は語らない。そのように明確に自分で決めた」
「いつ決めたの?」
「ヤマト講座PART6のあと」
「理由は?」
「それまであったある種の認識について、ヤマト講座でヒントとなる重要な情報を得られたので決断した」
「ヤマト講座の話題のどれかがヒントなのだね?」
「分からないよ。聞きながら自分で思い付いたことかも知れないし、語られなかったことかもしれない。単純にヤマト講座の話題のどれかだと思うと火傷するぜ」
「それで君はどうなるわけ?」
「従って、ある種の話題に関しては、語ってよと言われても語らない。より厳密に言えば、ネットでは語らない。不特定多数を相手にも語らない。相手によっては語ることがあるかもしれないが、それは相手を見たあとだ」
「じゃあ具体的に何を語らないわけ?」
「うむ。それも語らない」
「なんでだよ。それじゃ意味がぜんぜん分からないよ」
「分からないように言っているんだ。ヒントをあげると、邪推して間違った推測をする人が必ず出るのでね」
「でも、ヒントも出さないなんて、そんなのコミュニケーションじゃない!」
「いや、コミュニケーションだよ」
「なんで?」
「実は分かる人には分かるようになっているから」
「まさか」
「そうだ。縁のある人には届くが縁の無い人には届かないような仕掛けが入っている……そのつもりだ。本当に届くかは知らないけどね」
オマケ §
「では君の今後の行動について語っておくれよ。言葉よりその行動で、と言った以上、行動に関する見通しぐらいは教えてくれるだろう?」
「沖田艦長から『パーティーは終わりだ』と宣言された気分なので、これで終わりだ」
「まだTV放送もあるし、完全版のBDもあるよ」
「そうだ。しかし、もう徐々にフェイドアウトしていくよ」
「続編への期待は無いのかい?」
「無い」
「理由は?」
「宗教になってしまうと、話がそこで終わってしまうのだ。もちろん強引に続けることはできるが、内容が説話になってしまい面白くない。だからスピンオフはありえても続編への期待は一切ない。ただし、第2次火星沖海戦をスピンオフでやって面白いのかは知らない」
「なんで?」
「試製魚雷が間に合って辛くも勝ったことが明らかになっている以上、結末に意外性が無い。それでも作るとしたら相当難しいはずだ」
「でもさ、続編を待っている人は多いよ」
「商業的な要請によって、続編が作られる可能性はあると思うよ」
「復活篇の続きは?」
「期待しない」
「その理由は?」
「2つある。第1の理由は語らない。第2の理由は映画なんて期待しないで見に行った方が良いからだ」
「なんで?」
「期待値が高いと裏切られる可能性が高いが、期待値が低いか存在しない場合はちょっとした工夫でも楽しめる」
「分かった。君が『期待値が存在しない』映画を見ることを好む理由だね」
「そうだな。何も予備知識が無い映画はいいぞ。予備知識があるとお楽しみが減ると知れ」
「あえて質問すると、劇場公開版とDC版のどちらの続編の方が見たい?」
「劇場公開版」
「その理由は?」
「2つある。第1の理由は語らない。第2の理由は、劇場公開版の方が映画としては凄いと思うからだ」
「なんで劇場公開版の方が映画としては凄いと思うの? その理由は?」
「2つある。第1の理由は語らない。第2の理由は、より表現が新しいからだ」
オマケ2 §
「ウォーターライン シリーズの戦艦大和を二晩で作るワープ工法入門、こうてくれ~」
「大和だろ。ヤマト関係無いだろ」
「そうじゃない。WL大和はこういう機会でも無い限り作らないから、ヤマト2199上映中に消費しようと決めていた。本当は森雪のガレキもあるのだが、それは作れなかった」
「ヤマトが無ければ産まれていないのか」
「そもそもワープ工法はヤマトネタ」
「ぎゃふん」